【七星自伝/第5話】 東北のラブホテル王

七星自悪友と、夜な夜な、

貸事務所とか、貸し店舗とかを

見て廻っていたら、

良さそうな貸し店舗を見つけました。

そこには【貸し店舗】の文字と、

当時はまだ珍しかった

携帯電話の電話番号が書かれていたのですが、

夜中だったので、さすがに電話を掛けるのは

迷惑だということくらいは分かっていたので、

夜が空けるのを待って、電話を掛けました。

電話は、数コールで繋がって、

「すみません。あのー、〇〇町の

 貸し店舗のことで電話を掛けているんですけど、

 この物件って借りれるんですか?」

と聞いたら、直接来てくれることになったのです。

その貸し店舗の前で、少しの間待っていると、

ちょっと古めかしいロールスロイスに乗った、

人の良さそうなお爺さんが現れました。

「おおぅ!お前たち!

 この物件に興味があんのか?」

という第一声で、いかにも金持ちで

『金持ちの道楽で不動産やっています』

という感じのお爺さんだったのですが、

「おう!貸してやるよ!」

と、面倒くさい審査も一切なく、

一発OKで借りることが出来たのです。

実は、このお爺さんが、

当時から、今尚現役の

【東北のラブホテル王】だったのです。

次の話へ ⇒ 【第6話】 金持ち父さん 貧乏父さん

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